100周年のタブラオから何世紀にも渡る歴史へ

先人が現代に残してくれた宝物をご堪能しながら、タイムスリップで過去への旅をご提案します。

ストロベリートレイン、アランフェス アンドレス・ゴメス、鉄道クラブ214. CC BY-SA 2.0

マドリードでタイムスリップをしたような体験ができる方法は無数にございます。角を曲がっただけで、別の時代に移動したかのような光景に出くわすことはよくありますが、タブラオ自体がまさにその典型な例です。今日、本当にタイムスリップでき、マドリードの歴史的世界遺産である マドリードの世界遺産列車についてご紹介します。

19世紀に近代の幕開けを告げ、交通手段となったのはこの2つのユニークな列車です。かつて船を使用し、新しい世界へと旅してきましたが、今日、私たちは過去に戻り、先祖が私たちに残してくれた、まだ生き続けてる宝物を楽しんでいます

アランフェス王宮。写真:Manuel Torres GarciaonUnsplash

これらの列車は フィリップ2世号車に乗車し、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルの豊かな記念碑を見学します。そして ストロベリー車では サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルアランフェス王宮跡などの19世紀の建物をご堪能できます。どちらの目的地も フラメンコと同じく、世界遺産に登録されており、マドリードの中心部から50km以内にあるため、夜は フラメンコ.をご堪能、日中は首都の周辺をご堪能できます。

今日は、マドリッド州初の鉄道のルートを再現し、記念する体験についてご紹介します。1851年、イサベル2世の要請により、首都とアランフェス王宮を結ぶために建設されたこの電車は 、首都と地中海を結ぶという大きなプロジェクトの一部でした。スペイン全土でも珍しいバルコニー付きの木造客車からなるこの列車は、マドリードの上流階級の人々が王宮の庭園を楽しむための交通手段でありました。

ストロベリー・トレインビデオマドリード鉄道博物館

春と秋に運行され、様々な旅程が用意されている ストロベリートレインの旅は、歴史と逸話に浸りながら、衣装を着たキャラクターが乗客とご一緒に旅をする、没入型の体験 です。この列車の旅では、リベラ・デル・タホ(Ribera del Tajo)を見ることができます。ここでは優れた品質で知られる地元産が栽培されている ウエルタ・デ・アランフェスがございます。30年前に最初の店舗をオープンして以来、現在ではアランフェスの肥沃な土地で採れた季節の果物や野菜をマドリード市内に供給しており、フラメンコのタブラオでも提供される素晴らしい料理を味わうことができます。


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